代理について

[代理]を使用して、他のユーザのメールボックスやカレンダを管理することができます。[代理]を使用すれば、別のユーザが設定した制限の範囲内で、そのユーザに代わって項目を読む、受諾する、拒否するなど、さまざまなアクションを行うことができます。

誰かの代理人となるためには、その前に2段階の手順を実行する必要があります。まず、依頼人が[セキュリティオプション]の[代理アクセス]タブの[アクセスリスト]で自分に対して代理権を与えなければなりません。次に、その依頼人のメールボックスやカレンダにアクセスできるように、依頼人の名前を[代理リスト]に追加する必要があります。

上記の2段階の手順が完了した後は、依頼人のメールボックスやカレンダを管理する必要のあるときは[代理リスト]を開いて依頼人名をクリックできます。また、マルチユーザカレンダビューを使用して、代理権を持つユーザのスケジュールとリソースを管理することもできます。

別のユーザに代理権を割り当てる

他のユーザに代理権を与えるには、[セキュリティオプション]の[アクセスリスト]を使用します。各ユーザに対して、カレンダやメッセージ情報について、それぞれ異なる権利を割り当てることができます。他のユーザが自分のカレンダに対してビジーサーチを行うときに、アポイントに関して特定の情報を表示させたい場合には、アポイントを読む権利をそれらのユーザに与えてください。

次の表は他のユーザに与えることのできる権利について説明したものです。

与える権利

代理人が行える作業

読み込み

受信した項目を、代理人が読めるようにします。代理人は、この権利や他のどの権利によっても、依頼人の[連絡先]フォルダを見ることはできません。

書き込み

署名の入力を含め(定義済みの署名がある場合)、自分の名前でアイテムを作成および送信できるようにします。アイテムにカテゴリを割り当て、アイテムの件名を変更し、アイテムに対してチェックリストオプションを実行します。

オプション/ルール/フォルダの変更

自分のメールボックスのオプションを代理人が変更できるようにします。代理人は、他のユーザに与えるアクセス権も含めて、オプション設定をどれでも編集することができるようになります。代理人がメールに対する権利も持っている場合は、ルールやフォルダを作成または変更することもできます。この権利により、代理人はカテゴリを追加、削除、変更できます。

個人秘マーク付き項目を読む

プライベートマークを付けたアイテムを、代理人が読めるようにします。代理人に個人秘マーク権を与えない場合、メールボックスの個人秘マーク付きの項目は、代理人からは見えません。